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基本情報

肛門裂傷、痔核による疼痛

　痔は、肛門部静脈の血行障害によって生じる痔核（いぼ痔）と硬い便の排出によって起こる肛門裂傷が大部分であります。
　いずれの場合も、肛門部の痛み、出血、はれ、かゆみなどの症状があらわれます。
　ニッポー紫雲膏坐薬は漢方の軟膏として消炎、鎮痛、肉芽形成作用にすぐれた「紫雲膏」に、坐薬基剤を加え坐剤成型したものです。
　「紫雲膏」の治療効果を痔疾治療に生かした「漢方の坐薬」として、痔疾の多くを占める肛門裂傷、痔核による疼痛の症状に治療効果を上げます。

副作用・してはいけない事

１．次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談してください。
　（１）医師の治療を受けている人。
　（２）妊婦又は妊娠していると思われる女性。
　（３）今までに薬によりアレルギー症状（例えば発疹・発赤、はれ等）を起こしたことがある人。
２．次の場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師にご相談ください。
　（１）使用後、次の症状があらわれた場合
　　　〔関係部位〕　　　　〔症　　状〕
　　　　皮　ふ　　：　　発疹・発赤、かゆみ
　　　　その他　　：　　はれ、刺激感
　（２）１０日間位服用しても症状がよくならない場合

用法・用量

次の量を、太い方から肛門内に挿入してください。
　〔　年　　齢　〕　成人（１５歳以上）
　〔１　回　量　〕　１個
　〔１日使用回数〕　３回

　〔　年　　齢　〕　１５歳未満
　〔１　回　量　〕　使用しないこと
　〔１日使用回数〕　使用しないこと
※排便後、入浴後、就寝前の使用が効果的です。

★坐薬の取り出し方
　１個をミシン目から切りはなし、上部合わせ目を左右に引いて坐薬を取り出してください。

＜用法・用量に関連する注意＞
　（１）定められた用法、用量を厳守してください。
　（２）小児には使用させないでください。
　（３）本剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用してください。
　　　　また、硬すぎる場合には、軟らかくなった後に使用してください。
　（４）本剤は肛門のみに使用し、内服しないでください。

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