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獣医科

ワンストップで診察・診断・治療まですむ病院を

犬猫の椎間板ヘルニアの専門家
エルムス動物医療センター 早田 明院長

【プロフィール】

  • 日本獣医畜産大学卒業
  • 川瀬獣医科病院勤務(世田谷)
  • 2005年動物検診センターキャミック副センター長
  • 2006年エルムスペットクリニック開業
    (2012年〜エルムスペットクリニックからエルムス動物医療センターに名称変更)

【所属学会】

  • 獣医神経病研究会
 
動物はしゃべられない。
だからこそ先生の診断と診断するための検査機器はとても重要である。
しかし、検査を行うための機器がその病院にない場合、病状によっては手遅れになる場合がある。診断してすぐに治療を行えれば治る病気も1日、2日と経てば回復率が1桁にまで減ってしまう病気もある。
本日は、エルムス動物医療センターの早田院長に、ワンストップ治療の実現のために日々進歩を目指す理由について、同病院で症例数の多い椎間板ヘルニアを例に、お話を伺いました。

犬の椎間板ヘルニアとは

犬の椎間板ヘルニアとは 椎間板ヘルニアとは脊髄(神経)に対する物理的な圧迫により、おこる病気です

犬の椎間板ヘルニアが最も起こりやすい場所は胸椎と腰椎の移行部(背中)と頚椎(首)です。

脊髄は脊椎(背骨)によって作られた脊柱管の中を通り、脳からの指令を全身に伝え、また末梢の感覚などの情報を脳に伝える働きを持ちます。
脊椎は椎間板によって強く連結され、椎間板の構造を断面で見ると中心部に髄核があり、その周囲を繊維輪が囲んでいます。繊維輪の腹側は厚みがあるのに対して背側は薄く、繊維輪の断裂が起こりやすい構造になっています。髄核はゼリー状の弾力性に富んだ構造をしており、脊椎に加わる衝撃を吸収する働きを持ちます。この椎間板が何らかの原因で正常な位置から逸脱し、脊椎の中を通る脊髄(太い神経)を圧迫する状態を椎間板ヘルニアといいます。その症状は圧迫される神経の場所や状態によって様々な症状を呈します。
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まず始めに

症状によって、考えられる病気がいくつかに絞られます。
症状の原因が何であるのか、下記の症状が見受けられても椎間板ヘルニアでない場合もあり、骨の病気だったり、骨折や関節炎ということも考えられるそうです。異なる病気であれば治療方法やお薬も異なり、正しい治療を行うためには正確な診断が必要で、そのために必要な検査はかかせないと話されました。例えば人間なら、正座を長時間していて足が痺れた際に正座をしたまま痛み止めを打ってもしびれはなくなりません。安静に、足を伸ばしてあげるのが一番の治療法です。さらに動物特有の問題があると話されました。動物はすぐに変化を見せるのではなく、話すわけでもなく、ずっと我慢していて、だいぶ進行してから変化を表すことが多いそうです。病気や症状によっては、回復率が病気の進行度合いに大きく左右される事もあるので、初診時の判断がより重要になります。まずは、原因(病気)が何かをきちんと判断して、考えられる対処法をお伝えすることが病院の役割である。その為に日々勉強していくこと、必要な検査機器を揃えることがエルムス動物医療センターの役割であると話されました。
椎間板ヘルニアの症状と対処法

麻痺したら急いで!

麻痺したら急いで! 麻痺したらもうのんびりしている時間はない!
と早田院長は強く話されました。
なぜなら、症状が進行してグレードⅤになってすぐなら、回復率60%ですが、時間と共に回復率が低下していき、48時間後に回復率は10%以下まで落ち込んでしまいます。悩んでいる時間はなく、できる限り早く近くの病院で診察していただいて欲しいと語られました。

検査機器について

適切な診断をするために、検査機材は大変重要であると先ほどお伝えしましたが、下図のようにそれぞれの各機器でわかることがそれぞれ異なります。きちんと病気と疾病箇所を確認するために、これら一つの機器ではなく、複数を用意しておき、どのような病気でも診断できるようにすること、また実際に手術をする前にどこがどうなっているのかという情報を知っておくことは、迅速かつ的確な手術に欠かせず、精密検査はとても重要であると話されました。
検査について

最後に院長からひとこと

最後に院長からひとこと 日々、ペットに関心をもって接してください。
ちょっとした行動に普段との違いがないか目を配りながら、生活してください。
そして、何か普段と様子が違うことがあれば、すぐに最寄りの病院を受診して頂きたい。一方、検査機器と同様、病院にも得意不得意の分野がありますので、担当の先生とその症状はその判断で大丈夫か冷静に考えるようにして頂きたい。
病院の役割は正確な診断をし、考えられる対処法をお伝えすることです。
エルムス動物医療センターでは、医療業界の技術と知識の向上を積極的に導入し、わからない・治せない病気を1件でも無くせるようにしたいと考えています。そして、1日でも1時間でも早く治療をすることは、回復率の向上だけでなく一刻も早くペット自身の痛みと飼い主様の不安を取り除くためであると考えています。その為に必要な機器を揃え、日々勉強し技術を研磨し準備しておくことが重要だと感じています。対処法が複数あれば、飼い主さんと相談しながら治療していきます。もし最寄りの病院で検査機器がない場合は、検査だけの紹介も受けていますので、まずはご相談ください。

動物は人間であれば歩けないほどの痛さがあってもそれを全くみせず、通常通り散歩に行ったりすると聞いたことがあります。
そして症状がでて、病院で診てもらった時にはもうかなり進行していることがあるそうです。
その際に精密検査が必要であっても、その病院に検査機器がなければ、他院を紹介される。
そうなると、時間と共に回復率が下がっていく・・・手遅れになる症例を減らすために、一件でも多くの症例を回復率の高い段階で救う為に、エルムス動物医療センターでは可能な限り検査に必要な機器を揃えられています。
椎間板ヘルニアに限らず、常に適切な判断をするための機器の充実はさることながら、高度な診断と適切な処置が出来るように技術の研鑽を惜しまず努力を続けられているスタッフの皆さんです。
そして、急患は何時でも受けつけ、24時間診療を行うなど、本当にペットへの愛が溢れた院長及び病院であると感じました。

取材 : 株式会社プロ・フィールド 原野

早田 明 院長のいるクリニック

エルムス動物医療センター
エルムス動物医療センター
東京都 杉並区 上高井戸 1-8-26
京王線八幡山改札出て左側 徒歩1分
【Tel】 : 03-3304-4090
【クリニックホームページ】 : http://www.elms-amc.com/
【「お医者さん.jp」エルムス動物医療センター詳細ページ 】:
http://www.oishasan.jp/pet/facility/elms-pc/
【診察時間】
午前:9:00〜12:00
午後:15:00〜19:00
休診日:無(年末年始 特別体制となります)
トリミング「Dog Salon Elms」も上記時間にて営業しております。
【夜間診療】
夜間救急:19:00〜翌9:00
病院は防犯のため施錠しております。電話でご連絡の上お越しください。
夜間診療費として別途3,000円〜の費用が別途かかります。
現金およびクレジットカード、デビットカードが利用いただけます。
 

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