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2017-11-01 10:45:12 医療

肝炎の早期発見・早期治療の必要性を伝達 「知って、肝炎プロジェクト」 小橋建太氏が新潟県を表敬訪問

肝炎は世界で約3億人以上が感染していると推計され、世界最大規模の感染症です。また、肝炎は放置すると健康に対し重大な損害をもたらす可能性があります。肝炎総合対策推進国民運動事業「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識、肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎の正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。

この度、厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」の小橋建太氏は、10月31日(火)に新潟県へ表敬訪問し啓発活動を行いました。

当日は挨拶の後、小橋氏、新潟県米山知事、ならびに出席者との懇談を行いました。小橋氏は「病気は違いますが、私も11年前に腎臓癌を患い、早期発見・早期治療の重要性は身にしみて感じています。肝炎も早期発見・早期治療が重要なので新潟県の皆様にも伝えたいと思い、やってきました」と呼びかけました。それに対して米山知事からは「人間の深層心理的に『治る病気は検査をしなくてもよい』と誤解をしがち。新潟県では、保健所での検査の他に、県内35病院に委託して無料肝炎検査を実施したり、肝疾患相談センターと県が連携して肝炎出張検査を実施するなど、県民の皆様が受験しやすい環境整備を進めています。早期発見・早期治療の重要性をわかりやすく、県民のみなさまにも伝えられるよう促進していきたい」と答えました。また、出席した新潟大学大学院医歯学総合研究科 寺井崇二教授は「肝硬変になってからでは大変。とにかく早期発見の啓発が重要です」と米山知事と共に今後も新潟県で肝炎対策を積極的に行っていく決意をお話いただきました。最後に小橋氏から「医療が発達しているからといってそれに頼るのではなく、自分の身体は自分で守るという意識をもって行動することが大切。みんなで肝炎検査を受けて、肝炎のない社会を創りましょう」と県民へ熱いメッセージを送りました。

今後も当プロジェクトでは、肝炎の知識や検査の必要性を知ってもらうことを目指し、啓発活動を行ってまいります。

 
  • 「知って、肝炎プロジェクト」新潟県 表敬訪問 概要
厚生労働省では、肝炎総合対策推進国民運動「知って、肝炎プロジェクト」を立ち上げ、杉良太郎氏を同運動の特別参与に任命し、芸能界・スポーツ界から大使・スペシャルサポーターを任命して、肝炎対策の普及啓発を行っております。
このたび、 「知って、肝炎プロジェクト」は、新潟県へ表敬訪問を実施いたしました。小橋建太氏が米山 隆一新潟県知事を訪問し、「知って、肝炎プロジェクト」推進のメッセージ伝達を行いました。

■日時
2017年10月31日(火) 13:00~13:30

■開催場所
新潟県庁 東回廊 3階 特別応接室

■出席者
新潟県知事 米山 隆一(よねやま りゅういち) 氏
スペシャルサポーター 小橋 建太(こばし けんた)氏
新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授 寺井崇二(てらい  しゅうじ)氏
新潟県福祉保健部健康対策課 課長 堀井 淳一(ほりい じゅんいち) 氏
厚生労働省健康局がん・疾病対策課肝炎対策推進室 肝炎対策専門官 大野 高嗣(おおの たかし)氏

【表敬訪問/懇談レポート】
懇談の中で米山知事は「小橋さんと私は同じ50歳なんですね。実は私は小さい頃、プロレスが大好きで校庭に雪が積もったら友達とプロレスごっこをして遊んでいました。私たちは小学生の遊びでしたが、小橋さんは夢を叶えられた。とても尊敬しますし、今日はお会いできたことがすごく嬉しいです」と小橋氏への憧れの想いを語りました。それに対して小橋氏も「肝炎の話をしにきたのに、まさか知事とプロレスの話ができるとは思いませんでした(笑)」と嬉しそうに答え、お二人の会話は盛り上がっていました。

また、米山知事から小橋氏へ「今も体を鍛えられているんですか?」という質問がとぶと、「引退して4年ですが年をとると体が衰えるので鍛えています。昔、腎臓がんになったときに早期発見の重要性を感じたので自分の健康は自分で守ろうと思っているんです。だから肝炎もみなさまに早い段階から、自分で肝炎検査を受けてもらい、早期発見・早期治療をしてもらいたいです」と答え、ご自身の闘病体験に基づくお話に、小橋氏の肝炎対策に対する強いメッセージが伝わる表敬訪問となりました。

 

 

 
  • 「知って、肝炎プロジェクト」とは

このキャンペーンは、平成23年5月16日に策定された肝炎対策基本指針を受け、厚生労働省の肝炎対策助成金事業として開始されました。平成25年度より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎への正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくこと目的とした「肝炎総合対策推進国民運動事業」として啓発活動を致しております。
 

肝炎とは何か、そしてどのように感染するのか、放置するとどうなるのか、そして様々な予防方法と治療法を知ってもらうことを目指します。肝炎は放置すると肝硬変・肝がんという重篤な疾患に進行する可能性があります。世界保健機関(WHO)は、2010年に世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、7月28日を"World Hepatitis Day"(世界肝炎デー)と定め、肝炎に関する啓発活動等の実施を提唱しました。
 日本でもこれに呼応した取組として、7月28日を日本肝炎デーと定め、国及び地方公共団体、医療団体や事業主団体等の協力を経て、肝炎の病態や知識、予防、治療に関わる正しい理解が進むよう普及啓発を行うとともに、受検勧奨を推進致します。

また、厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動 特別参与 杉良太郎氏をはじめとする、芸能界・スポーツ界から大使・スペシャルサポーターの方々に肝炎ウイルス検査の普及啓発などを目的とした広報活動をお手伝い頂いています。

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